3月31日の受付分をもってサービス停止
顧客のリスクを回避
23日に、クロネコメール便の廃止が伝えられました。
クロネコメール便の廃止について|ヤマト運輸
顧客が、知らないうちに、メール便では送れない「信書」と呼ばれる手紙を送ってしまうリスクを回避するためのとのことです。
この「信書」を、クロネコメール便を使って送ったとして、警察から取調べを受けたケースがあるとのことからの決定とされています。
「信書」に当たるか否かの判断が難しく、利便性からメール便を利用してしまうということでしょうか・・・
宅配業界も、競争が激しいと思われますが、サービスの一部廃止へと決断したクロネコさんです。
「企業のリスク回避」というと、企業側が責任を問われる部分が、その対応範囲と思われます。
今回は、顧客のリスクを、企業側が、回避の対応をしたということで、通常とは違って思えます。
通常、企業側は、「利用規約」などで、「信書」の送付は、違法の可能性がある旨を明記し、利用する側の責任で行われるとし、リスクを回避するものと思います。
今回は、クロネコさんが、企業コンプライアンスとして、ある意味「顧客を守った」と言えると思います。
企業としては、自社のリスク回避に終始するだけでなく、顧客のリスクも視野に入れた、リスク回避、コンプライアンスを考える必要もあると、新たな視点を気づかされました。
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