電子書籍、紙と同時配信
改正された著作権法により
講談社が、電子化が遅れていたコミック誌をすべて、紙と同時に電子配信する方針を決めたと、伝えられました。講談社、全コミック誌を電子化へ 紙と同時配信:朝日新聞デジタル
コミック詩の電子化は、海賊版への規制対応の法整備がされていなく、遅れていました。
年明けから施行となった、改正著作権法によって、整備された電子出版権、海賊版への対応などで、コミック誌の電子化が可能となってきた事情にもよるでしょうね。
随分とデバイスの発達から遅れた感のある電子書籍です。
記事の冒頭の
電子書籍時代の本格到来に向け、には苦笑いですが、出版界のドル箱であるコミック誌が電子化されることで、出版の状況が変わっていくことが期待できます。
平成25年の一年間で検討され、平成26年に法改正が行われ、本年となって、出版社が対応に動きだし、さらに半年後に実現・・・
平成25年の文化庁の委員会を傍聴してきたので、大きな流れは確認できています。
それなりに、スピード感をもって進められてきたのであろうとは思いますが、平成25年の検討の時点でも、電子書籍が新しいものではなかった訳で、法整備から実現まで、2年半かかってしまうという、時間軸は、いかがなものかと思わざるを得ません。
技術やビジネスモデルを後追いする、著作権法ですが、もっともっとスピード感をもった対応が、今後は望まれるようになるでしょう。
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