2014年10月28日火曜日

STAP細胞と特許権

STAP細胞の特許権手続き

欧州特許庁の建物

STAP細胞の存在を否定出来ない


「STAP細胞は、ありま~っす!」

いろいろと報道された STAP細胞、その検証実験は継続中ですが、最近は報道される機会もめっきり減ってきたように感じますが、特許権の申請手続きも継続させるというニュースがありました。

STAP特許:理研、手続き進める…「存在否定できぬ」 - 毎日新聞

国際出願という、多くの国への特許出願を一括で行える「国際出願」の手続きのうちの、実際の各国での審査を受けるための「国内移行」の手続きの締め切りが来たことでの報道のようです。
特許協力条約(PCT:Patent Cooperation Treaty)に基づく国際出願とは、ひとつの出願願書を条約に従って提出することによって、PCT加盟国であるすべての国に同時に出願したことと同じ効果を与える出願制度です。:(特許庁 Webサイトより)
理研、東京女子医大、米ハーバード大関連病院の3機関で国際出願しており、東京女子医大は国内移行手続きには加わらなかったそうです。

この記事は、以上の概要ですが、裏側には「存在がきちんと証明されていないのに、特許権だけは主張するのか・・・」といった感覚があるように思います。

特許権は、アイデアを守るものですし、理研という組織もボランティアで研究をやっているわけではない。
といったことを考えると、とれる特許権は取得しておくというのは、さして驚くことではないかもしれません。

でも、一般人の感覚からすると、やはり「???」となるのではないでしょうかね。

記事では、「特許は認められないであろう」といった論調ですが、論文が取り下げられており、どういった証拠や証明によって特許権を主張するのでしょうかね。

日中の特許出願の協力強化


国際的な特許権の取得、特に中国での特許権取得への利便への動きもありました。

中国での日本の特許出願件数が、世界第1位となっており、企業からの要請もあって、 日中の協力を強化していくための協議が行われました。

知的財産分野での協力をさらに強化します ~日中特許庁副長官会合の結果について~(METI/経済産業省)

こちらは、国際的な取り組みである、PCT加盟国でおこなわれる国際出願とは違った、「特許審査ハイウェイ」という構想のものだそうです。

特許審査ハイウェイについて

「特許審査ハイウェイ」、まさに審査がスピードアップするイメージですね。
迅速な審査が、ビジネスの加速をサポートすることを期待したいですね。


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