2015年4月6日月曜日

民法改正

国会へ提出

法律の本の画像

討議の行方は・・・


個人的には、今国会の法律案では、もっとも注目している、もちろん国民生活を考えても注目される「民法改正」案が、閣議決定され、3月31日、第189回国会(常会)に提出されました。

法務省のページにて、「民法の一部を改正する法律案」、並びに「民法の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案」が公表されています。

法務省:民法の一部を改正する法律案

法務省:民法の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案

民法は、改正によって、条文が現在の倍となる、2,000 となるのではないかと言われていましたが、新旧対照条文を見てみると、条文数は大きく増えるようなことは無いようです。
それでも、新旧対照条文は、147ページにも及んでいます。

また、関連法令の調整を行う「民法の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案」を見てみますと、216の法令の整備をおこなう法律となっています。

民法ですから、当たり前ではありますが、日本国民の生活、仕事の様々な面で関わります。
無関心でいられるはずもなく、その内容はきちんと確認されるべきです。

改正の理由

「民法の一部を改正する法律案」の改正の理由は、以下のように記されています。
理由
社会経済情勢の変化に鑑み、消滅時効の期間の統一化等の時効に関する規定の整備、法定利率を変動させ る規定の新設、保証人の保護を図るための保証債務に関する規定の整備、定型約款に関する規定の新設等を 行う必要がある。これが、この法律案を提出する理由である。
こちらは、改正内容の範囲の広さに比較すると、3行にまとめられています。
凝縮されており、ここに挙げられた「消滅時効」「法定利率」「保証人の保護」「定型約款」の項目が、改正のキモであると思います。


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